屈折タンク車 [貨車]
Guten tag.
今日紹介するのはタイトルのとおり、ちょっと不思議な形のタンク車です。
モデルはFleischmannの846002と846003でどちらも3輌セットです。
まずは846003のセットから。
この貨車はÖBB、つまりオーストリアの所属。
ご覧のとおりタンクが中央から曲がっています。
色々と調べたのですが、例によって、いや特にこの貨車についてはドイツ語のHPに2、3写真が出てくるくらいで詳しいことは全くわかりません。
ですから積荷がいったいどんなものであるのかもわからないのですが、タンク車だけあって液体なんでしょうね。そう考えると、この様に屈折している方が積荷を最後の一滴まで出すことができそうです。
ディテールの方は最近のFleischmannらしく極めて細かい作り方がされており、ラダーや手すりの他、タンクの下の配管も見事に再現されています。
表示部分を読むと、どうやら形式は「33RIV」のようですが、これで検索すると別の形のタンク車が出てきたりします…。
この2輌もÖBBのセット。
微妙に印刷が違います。
続いて846002の方ですが、こちらはSNCF、フランス国鉄所属となります。
このタイミングで話は変わりますが、我が家にはフランスの機関車も客車もありません。ただ、貨車だけはフランス所属のものが多少なりとも生息しており、そろそろ、機関車なんかも…。
いや、まだ早い。(独り言です)
本題に戻ります。
見た目は全く同じ。
形式も当然同じです。
この様に陸続きのヨーロッパでは客車はともかくとして、貨車はかなり古い時代から国境を越えて活躍しており、同じ形式の貨車が様々な国の所属で活躍をしています。
いつも思うのですが、ヨーロッパ各国を行き来しているこれら膨大な量の貨車達は一体どの様に管理されているんでしょう?
フランスからオーストリアに行った貨車は、ちゃんと折り返して戻ってくるんですかねぇ??
と、こちらも印刷の違う3輌が入ったセットでした。
Danke schön. Tschüß!
今日紹介するのはタイトルのとおり、ちょっと不思議な形のタンク車です。
モデルはFleischmannの846002と846003でどちらも3輌セットです。
まずは846003のセットから。
この貨車はÖBB、つまりオーストリアの所属。
ご覧のとおりタンクが中央から曲がっています。
色々と調べたのですが、例によって、いや特にこの貨車についてはドイツ語のHPに2、3写真が出てくるくらいで詳しいことは全くわかりません。
ですから積荷がいったいどんなものであるのかもわからないのですが、タンク車だけあって液体なんでしょうね。そう考えると、この様に屈折している方が積荷を最後の一滴まで出すことができそうです。
ディテールの方は最近のFleischmannらしく極めて細かい作り方がされており、ラダーや手すりの他、タンクの下の配管も見事に再現されています。
表示部分を読むと、どうやら形式は「33RIV」のようですが、これで検索すると別の形のタンク車が出てきたりします…。
この2輌もÖBBのセット。
微妙に印刷が違います。
続いて846002の方ですが、こちらはSNCF、フランス国鉄所属となります。
このタイミングで話は変わりますが、我が家にはフランスの機関車も客車もありません。ただ、貨車だけはフランス所属のものが多少なりとも生息しており、そろそろ、機関車なんかも…。
いや、まだ早い。(独り言です)
本題に戻ります。
見た目は全く同じ。
形式も当然同じです。
この様に陸続きのヨーロッパでは客車はともかくとして、貨車はかなり古い時代から国境を越えて活躍しており、同じ形式の貨車が様々な国の所属で活躍をしています。
いつも思うのですが、ヨーロッパ各国を行き来しているこれら膨大な量の貨車達は一体どの様に管理されているんでしょう?
フランスからオーストリアに行った貨車は、ちゃんと折り返して戻ってくるんですかねぇ??
と、こちらも印刷の違う3輌が入ったセットでした。
Danke schön. Tschüß!
2012-11-07 23:54
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コメント(17)
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合理的に出来ているのでしょうが 見ようによったら壊れた感じ? 上の手すりが真っ直ぐなので何となく理解できる気もします 上を平らにしなかったことは たぶん液体搭載でブレーキなど掛けた時の液体移動を計算しているのでしょうかね? いずれにしても珍しい形ですね(^^
by トータン (2012-11-08 12:32)
こんばんわ
怪獣が踏んづけたのかと思いました。笑
トータンさんのご意見の一理ありますね。
この形状から私が考えたのは、オーストリーと言うと山坂多そうなので、その対策ではと思いました。
上部中央のマンホール(注入口)に斜面でも液体が触れない様にするためではと。
傾斜面で停車していて、タンク内でマンホールに液体が触れていると、パッキンがしっかりしていてもにじんだり漏れたりの心配がありますから。
ここまで書いてハタと思ったのは、斜面の積載場でも定量積める様にではとも。
色々考えが湧いて楽しいかも。長文失礼しました。
by ジュンパパ (2012-11-08 17:59)
ヨーロッパの貨車はどうか知りませんが、以前ロシアは貨車がよく行方不明になると聞いたことがあります。行き先がチョークで書かれていたりして、雨が降ったりすると消えてしまってどこに運ぶ荷物なのかわからなくなるそうです。積み荷は現地で処分されてしまうこともあるとか。今はどうなっているのでしょうか。ロシア鉄道は盛んにコマーシャルを流していますね。CNNでもよく見ます。
タンクが傾いていると粘性の高い液体を放出するときに便利かもしれませんね。
by Berliner (2012-11-08 20:49)
これは面白い形状の貨車ですね。
Gutさんのおっしゃるようにこの独特の形状は粘度の高い液体を完全に排出するためのようですね。
さらに、外装部にはスチームジャケットがついていて加熱することができるものもあるようです。(温度を上げて、見かけ粘度を下げ排出しやすくする)
http://www.legios.eu/de/wagen/kesselwagen/kesselwagen-ba-zacns-62-m3/
http://www.railco.eu/de/eisenbahnwagons/
ただし、このモデルズバリの形式は出ていないですね。
またHOではこの型式は出ていないような気がします。
by DB103 (2012-11-08 21:00)
タンク下の再現までされているというのは凄いですね(^-^)
いろいろと理由を推理するのも楽しいものです。
フランスの機関車と言えば、まずゲンコツ型のデザインの車両が思い浮かびます。子供の頃本で見たときの衝撃が大きかったようで、形式は全く分からないのですが未だに目に焼き付いています(^-^)
by 瓦葺鉄道 (2012-11-09 15:24)
こんにちは、Gutさん。
Knickkesselwagenは面白いですよね。そして視覚的にも合理的な形です。
さて、33 RIVなんですが、UICなど欧州での共通番号で貨車を管理するシステムの中での表記の1つのようです。
一桁目の3は、RIV領域内の国際運用に就く車両を意味します。(2も同様)
二桁目の3は、私有貨車を意味します(4も同様)
なので、この33RIVは形式を意味するものではなさそうです。
車両管理については、それぞれ在籍する国(鉄道会社)や民間が管理するとは思いますが、コンピュータで仕分けや運行管理されるので、これらの番号は重要ですね。
by Akira (2012-11-09 15:34)
Gutさま、こんばんは。
Akiraさま、いつもお世話になります。
UICナンバーの解説を見つけました。
http://www.t3.rim.or.jp/~boogie/UIC.htm
http://homepage2.nifty.com/SPECIALSTAGE/HTML/DATAFILE/DATABOOK/UIC.htm
私はこれを見るまで、全然知りませんでしたよ。
by DB103 (2012-11-09 21:26)
あおたけさん、アルマさん、Niceありがとうございます。
by Gut (2012-11-09 23:48)
トータンさん、ありがとうございます。
面白い形でしょう?貨車のレパートリーとしてはなかなかいい味を出しそうです。
by Gut (2012-11-09 23:50)
lucky_k.kさん、Niceありがとうございます。
by Gut (2012-11-09 23:51)
ジュンパパさん、ありがとうございます。
なるほど~、鋭い考察ですね。
そんな風にいろいろと推理をめぐらせるのも新しい楽しみ方かもしれませんね。
それにしても、あちらの車輌の資料がなさすぎです。
こうなったらドイツ語の勉強を本格的にして、あちらのサイトを研究するしかなさそうですね。
by Gut (2012-11-09 23:54)
Berlinerさん、ありがとうございます。
貨車が行方不明で積荷を廃棄とは…、日本人には考えられないことですね。でも、そうした異国の常識?ってとっても刺激的で好きです。
そんな逸話他にもありましたら紹介してください。
by Gut (2012-11-09 23:57)
DB103さん、いつも情報ありがとうございます。
UICの解説をしているHPは本当に参考になりました。
あの数字の羅列が解読できると、ちょっと優越感に浸れます(笑)
by Gut (2012-11-09 23:59)
モボさん、よしくんさん、Niceありがとうございます。
by Gut (2012-11-10 00:00)
瓦葺鉄道さん、ありがとうございます。
フランスのゲンコツ機関車は色々な形式があるようです。
SNCF(フランス)ではBB22200、BB7200、ディーゼルタイプのCC72000、さらにNS(オランダ)ではBR1600となります。
私はSNCFのFRETという緑色の機関車が好みです。
by Gut (2012-11-10 00:17)
Akiraさん、ありがとうございまうす。
そうなんですか、33RIVは形式ではなかったんですね。
また間違えてしまいました…(笑)
そうすると、この貨車の形式は何なんでしょうね??
いやはや勉強になります。
by Gut (2012-11-10 00:19)
プントさん、Niceありがとうございます。
by Gut (2012-11-11 01:07)