Solis Viaduct(ソリス橋)を作る その3 [ストラクチャー]
おはようございます。
お盆休みですね。
私は仕事です。
電車がすいてます。
DCC Soundモデルを手に入れてちょっとソリス橋製作記から脇道にそれてしまいましたが、裏ではしっかり作っていました。
そして無事完成です。
今回は塗装から。
青いスタイロフォームの色がうまく消せるかどうか、と言ったら、ジュンパパさんからコイツを使えとアドバイスを頂きました。
効果は絶大でした。
スタイロフォームの青どころか石積表現の下書まで簡単に消えます。
溝を埋めないように薄塗りでこの白さ。
ジュンパパさん、ありがとうございます。
ここから塗装を始めますが、今回はどうやって色を付けようか。
石膏を使って岩を表現するときは絵の具を水でシャバシャバに溶いて少しずつ色を付けていきます。
これは下地が白いからできる色付け。
ちょっとそれでやってみよう。
アクリル絵の具を使います。
シャバシャバにして塗るというより染める感じです。
ウォッシングとも言うかもしれません。
ほんのりと色が付きました。
この後にグレーでさらにウォッシングしたのですが、なんかイメージと違う。
右側がグレーウォッシング後、左側は方針転換してからのジャーマングレーベタ塗り後。
色付けは本当に難しいです。
実物写真と見比べるとウォッシングによる塗装の方が近い感じがしますが、水彩画的で儚い感じになってしまいます。
岩ならそれでいいですが、今回はレイアウトの見せ場の一つとなるソリス橋ですから、もっと主張してもらいたい。
そうすると油彩画的な感じで色を重ねることが必要です。
また、見る場所の光の強さや種類によっても印象は変わります。
屋根裏はLED証明を設置する予定なので、その辺も考慮したいと思います。
完全に黒くしてしまいました。
ここからグレーを重ねて質感を出します。
ニュートラルグレーを少し明るくして溝の黒を残しながらのドライブラシです。
さらにクリーム色を足して石の色を落ち着かせます。
ここまできましたが、溝の黒さが目立つ気がします。
これでも十分とは思いますが、実物の溝はほとんど目立たないので気になります。
ウォッシングでコントラストを下げましょう。
写真ではあまり変化なく見えますね。
肉眼ではだいぶ落ち着いて見えます。
最後にウェザリングで仕上げ。
サンドとサビで石の汚れやらなんやら、ススで雨水が流れた痕跡を付けてひとまず完成です。
うん、イメージどおり!
あとはレイアウトに設置して周りの情景に馴染ませれば本完成となります。
ではまた!
2018-08-13 06:55
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コメント(21)
見事な重厚感ですね!
重厚感を出すなら濃淡で表現していく日本画や水彩画のように塗り重ねるよりもウォッシングやドライブラシの方が合っていますよね!
いったん黒くして油彩のような表現と言うのは重厚感出すのに最適ですね。
横山宏さんはイラストレーター兼モデラーでモデルの塗装時はエアブラシは使用せず塗り重ねで絵画のように表現するそうです。
ジェッソはもともとマチエール表現のための画材ですが隠ぺい力が強いので私もストラクチャの裏などに塗っています。
白の他に黒もあるので市販の隠蔽用塗料など使わなくても大丈夫です。
塗装前に薄く塗布するならやはりサーフェイサーが便利だなと思います!
by Nardi(The Nameless City) (2018-08-13 08:21)
こんにちは。
手作りでこのような荘厳な橋を短期間で完成させるとは素晴らしいですね。この上をゆっくりと列車が走る姿はさぞ魅力的でしょう。
by HUH (2018-08-14 08:06)
Nardiさん、コメントありがとうございます。
ウォッシングから始めたときはどうなるかと思いましたが、方針転換で落ち着くところに落ち着いた感じです。
サーフェイサーって使ったことがないのでよく分からないのですが、下地を作って塗料ののりをよくするんですよね。
私はずっとエナメル塗料を使っていたので、いきなりでも結構塗料ののりはよかったです。
by Gut (2018-08-14 11:47)
HUHさん、nice、コメントありがとうございます。
完成までひと月近くかかっていますが、実際には1週間ほどの工程でした。そう考えるとフルスクラッチの割には短期間かもしれませんね。
はやく列車が通過するシーンを見たいですが、レイアウトはまだまだ完成しません(汗)
by Gut (2018-08-14 11:52)
TYPESさん、niceありがとうございます。
by Gut (2018-08-14 11:53)
サーフェイサー仰る通りです。
私は逆に溶剤系のエナメルやラッカーなどに慣れていなくて匂いはまだ良いのですが筆洗いなど処理が面倒だなと思ってこの趣味を始めた当初匂いもなく水洗いできるアクリルガッシュで行く事に決めてたんです。
サーフェイサーを使うとどんな画材でもノリが良く便利で、現在は更に発色の良い、しかも水洗いできるファレホやシタデルを使って塗装の勉強をしています。
つまり横着ですね!
by Nardi(The Nameless City) (2018-08-14 14:42)
素晴らしい橋に成りましたね。
リキテックス ジッソお役にたてて幸いです。
リキテックスはアクリル絵の具の元祖らしいので愛用しています。
グレー系に塗るのでしたらカラージッソを使っても良かったかもしれませんね。
地面や建物などつや消し系を使うのが好みなので、アクリル絵の具でもリキテックスのガッシュアクリックを普段は使っています。艶が欲しい時や薄く塗りたい時はリキテックス リキッドか普通のリキテックスと使い分けています。
by ジュンパパ (2018-08-14 18:06)
最後まで手を抜かないでやり通しましたね!
素晴らしいですね♪
放置状態の伊豆志津摩海岸の防潮堤も実は同じ作業を予定しております。色ぬりは本当に難しいですね(^^;
Gutさんは一度濃くしてしまったものを見事に薄い質感に持っていきましたね。私にこの技量は無いので私は薄い色を重ねる作戦を予定してますが、一体いつになる事やらです。
by JR浜松 (2018-08-14 18:22)
Nardiさん、再コメントありがとうございます。
水洗いできるサーフェイサーがあるなんて知りませんでした。
私はなぜか匂いには免疫があるようなので、エナメル系でもなんら問題ありません。
筆はエナメル溶剤の瓶に突っ込んでそのまま洗います。
by Gut (2018-08-14 23:39)
ジュンパパさん、nice、コメントありがとうございます。
塗料は選択肢も多くて一度使ったものを以後も使う傾向があるので、今回は新たな挑戦でした。
アクリル絵具は使い勝手よさそうです。
でも、プラに塗装するときはサーフェイサーを吹く感じですね。
by Gut (2018-08-15 06:31)
JR浜松さん、nice、コメントありがとうございます。
濃い色の上から薄い色を塗っていくのに技術は必要ないですよ。
塗料次第です。
あとは溶剤系の場合は下塗りした塗料が溶け出す前に塗り終えることですね。
by Gut (2018-08-15 06:35)
masato-marklinさん、niceありがとうございます。
by Gut (2018-08-15 06:36)
こんにちは。
そうゆうものなんですか!勉強しないと。
考えている方法が下地にジェッソ又はその類いのものをスタイロに塗り、少し傷んだコンクリートの風合いを薄いグレー系を重ねてみようと思っています。
墨入れが欲しい石積みの橋とちょっと違う部分かもしれません。過去に制作したものと同じ方法です。
by JR浜松 (2018-08-15 12:31)
JR浜松さん、再コメントありがとうございます。
コンクリートの表現であればここまで手を加える必要はないと思います。下地はやっぱりモデリングペーストがお勧めですね。
質感が圧倒的に違ってくると思いますよ。
by Gut (2018-08-15 19:58)
燕っ子さん、niceありがとうございます。
by Gut (2018-08-15 19:59)
こんばんわです。
色は難しいですね。
私はレンガポータルに色を塗ったのですが、三回ほど塗り重ねてしまっています(笑)
記事にするのが恐い・・・(^-^;
ようやくマシになりましたが、難しさを実感できたケースでした。
まだまだ経験が必要です(爆)
by がおう☆ (2018-08-15 23:47)
がおう☆さん、コメントありがとうございます。
塗装対象の素材や塗料の種類など、条件を最適化しないといけないですし、好みもあります。
だから塗装にこれが正解ってのはないのかなぁと思ってます。
by Gut (2018-08-16 06:57)
ネオ・アッキーさん、niceありがとうございます。
by Gut (2018-08-16 07:48)
ひや~ 凄い出来ですね~
こんな腕無いけれど 私ももう一度挑戦してみようかな? ってもう橋など作る場所はないのですが とある部分に不自然な橋が・・・その部分を同じような石橋にした方が良いか未だに迷っているのです 造形しても不自然な位置にあるので無視が良いのか? しかしこの様な作品を見せられちゃうと なんか燃えてきそう・・・・・・最近では根性がね~ しかも技術もヘタって来ましたから(^^;
by トータン (2018-08-16 18:00)
kiyokiyoさん、niceありがとうございます。
by Gut (2018-08-16 19:14)
トータンさん、nice、コメントありがとうございます。
ぜひとも挑戦して下さい!
燃えてきちゃってるなら作れますよ‼︎
今回の橋は確かに手間はかかるかもしれませんが、技術はそれほど必要ありません。
必要なのは丁寧に作るという気持ちだけです。
一橋入魂でやってみて下さい。
もちろんご相談にものりますから^_−☆
by Gut (2018-08-16 19:22)