ソリス橋の設置 [レイアウト]

こんばんは。
夏も終わりが近づいていますが、今日も暑い1日でした。
この季節の屋根裏部屋は体力に自信がある私でも疲弊するほどの環境になるため、屋根裏以外でできることを進めていました。
エアコンの効いた部屋で作り続けていたソリス橋が無事に完成すると、やはり屋根裏へ行きたくなります。
幸いなことに先週末は気温が落ち着き、屋根裏作業にはうってつけの状態に。
まずはソリス橋を所定の位置に置いてみました。
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寸分違わぬ完成度に思わずニンマリ(笑)

さて、今度は線路を敷設したいと思いますが、見てのとおり、右側から伸びる線路から橋へと繋がる部分は急カーブが待っています。
R200ですからレーティッシュ鉄道シリーズか路面電車しか通過できません。
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ソリス橋はレイアウトメンテナンスのために取り外し可能としたいので、ここに本来直線のレールを繋げて線路を曲げると、ジョイナーを使うとは言え時間経過とともに反作用が働いて接続部がズレてきます。
カーブする線路を強力な接着剤で固定しても、路盤がコルクなので、効果はありません。
最後は必ずカックン接続になります。

それを避けるための工法を採用します。
これは以前、ループ線に脱着式線路を設置した時も採用したやり方です。
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カーブする方のレールの下に真鍮皿ネジを2個ずつ設置し、ハンダでガッチリ固定してしまいます。
ネジが1個だと線路を曲げたときにネジが回ってしまって角度が変わるので、2か所で留めます。
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まずは線路の高さぴったりになるまでネジを回して微調整。
ハンダを盛る分だけ僅かに隙間がある方がやりやすいです。
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皿ネジにハンダを盛りつけます。
私の持っているハンダごては電子工作用の30Wタイプなので、ネジにこてを当ててもなかなかハンダが溶けるまでの温度になりません。
時間をかけてネジを温め、ハンダを盛りつけます。
ハンダで留める2か所を同時に作業できればいいのですが、1人ではどうしても1か所ずつの作業になるため、ここでハンダを盛りすぎると線路が浮いて上手く高さを合わせられなくなります。
ひとまず線路を留められる程度のハンダが盛れればOKです。
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線路どうしをジョイナーで繋いで固定してから、盛りつけたハンダを溶かして線路を皿ネジに固定します。
位置や高さがピタッとあったら、線路の外側に追いハンダしてガッチリ固定してしまいます。

ここまで出来たら後はいつもどおり線路を曲げて接着して出来上がり。
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反対側も同様にハンダ固定して取り外し式ソリス橋の完成です。
微調整を経て、氷河特急は滑らかに橋を渡っていきました。
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ではまた!

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コメント 10

JR浜松

これはたまらんですね♪
急カーブレールもがっちり固定し寸法もドンピシャとは職人魂を感じて来ます。
拝見するのがますます楽しみになります(^^。
by JR浜松 (2018-08-24 20:23) 

Gut

はじどらさん、niceありがとうございます。
by Gut (2018-08-24 20:41) 

Gut

JR浜松さん、nice、コメントありがとうございます。
職人魂もなくはないですが、所詮は素人の趣味ですから実物を見たらげんなりするところは多数あります(笑)
でも、いつか皆さんにも見てもらいたくて頑張ってるというのも事実です。
恥ずかしくないよう、これからも素人なりに頑張ります。
by Gut (2018-08-24 20:44) 

Nardi(The Nameless City

ソリス橋の存在感すごいですね!
奥にいるのはBR101?でまた奥行が良く分かります。
レールの固定方法も分かりやすいですね!
最初にネジにハンダを盛っておくのは私もやりましたがやはり一人作業ではベストな方法なんですね。
私はこんなにきれいに処理できませんでしたが(笑)
そしてR200から橋へ侵入する氷河特急が最高です!
by Nardi(The Nameless City (2018-08-24 22:08) 

戸田

Gut さん、こんばんは。
ツイッターでも写真を拝見して度肝を抜かれましたが、素晴らしい景観ですね。もっぱら国鉄都会型ファンの私も、この素晴らしい景観には本当に魅了されてしまいました。レールの固定方法も大変参考になります。ソリス橋上への給電は両端のジョイナー経由ですか? 偶然にも、私も1年ほど前に全く同じ手法で複線レールの分割部分を1ケ所だけ施行しましたが、私の場合ジョイナーを併用せず単純にレール同士を「突き合わせ」しているので経年劣化が心配です。次はネジではなくプリント基板を使う方法を試そうか?とも思っています。
by 戸田 (2018-08-25 01:20) 

Gut

Nardiさん、コメントありがとうございます。
丸裸のレイアウトなのでウェザリングまで終わってるソリス橋は本当にめだちますよね。
奥にいる101は、もう10年以上も前に購入した、今は亡きROCOのNです。未だに元気よく走ります。
ハンダだけでなく他の作業も2人いれば楽なのになぁとよく思いますが、嫁は興味ないし不器用だし、子供たちはチビすぎて使えません(笑)
by Gut (2018-08-25 07:34) 

Gut

戸田さん、コメントありがとうございます。
この場所はウチのレイアウトの最大の見せ場になるだろうと思いますが、さらに橋が増えていくので鉄道好き的にはよくても景観としてはイマイチになってしまうかもしれません。
線路はジョイナーによる給電です。
プリント基盤を使う方法ってどんなでしょう?
by Gut (2018-08-25 07:40) 

戸田

プリント基板を帯状に切って線路端の真下に埋め込み、そこにレール底面をはんだ付けする方法です。海外のレイアウトでよく見る手法ですから、きっと Gut さんも「ああ、あれか」と思い当たると思います。ショートせぬよう、レールとレールの真ん中あたりの銅箔面を削り取るのが面倒臭そうですが、点ではなく面ではんだ付けできるのが外人さんに好まれる理由かなぁ?などと愚考しています。
by 戸田 (2018-08-25 08:20) 

Gut

戸田さん、再コメントありがとうございます。
なるほど、たしかに見たことあります。
欧米では日本のモデラーがやってないやり方がたくさんあって勉強になりますね。
ネット社会って本当に便利!
by Gut (2018-08-26 14:31) 

Gut

TYPESさん、masato-marklinさん、niceありがとうございます。
by Gut (2018-08-26 14:31) 

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