架線を張る狂気は快楽へと昇華 [レイアウト]
こんばんは。
鉄道模型を楽しんでいる皆さまに謹んでお伝えします。
架線は張らなきゃ損。
絶対に損です。
車両は最高のディテールを叩きつけてきます。
バラスト敷いて、線路塗装して、線路脇には側溝も再現して少しでも実物に近くなるように努力するならもう架線がなくていいわけがない。
もう一度言いますけど、イイワケガナイ。
と言うことで、前回鉄橋に架線を張った続きです。
これは前回の架線。
パンタが滑るトロリーの下に突き出たハンガー。
これをカットしてもゴツゴツしてるので滑らかになるまでヤスリます。
なんとかなんないかなぁと思ってやってみた。
L字型かまぼこ板。
トロリー線を角にぴたっと付けてハンガーをぴたっと付ければ出っ張らないんじゃないのか?
でもってハンガーが転がらないように0.5mm厚のプラ板に両面テープを貼ってハンガーを固定。
0.5mmのプラ板に両面テープ貼ったらその分浮いた。
0.3mm厚のプラ板に換装。
これではんだ付けして完璧!と思いきや大して変わらない。
結果ヤスリかけました。
次は架線柱を作るシーン。
作るって言うか改造する。
前作のレイアウトでも使ったトミーのこれ。
トラスなので塗装するとDB(ドイツ鉄道)の架線柱にそっくり。
余計なものを切り取ってただのトラスにする。
根元にステンレス線を差し込んで下準備しました。
ステンレス線を2本にしたのはお試し。
この架線柱は軟プラで出来ているので塗装前にプライマーを吹く。
トミーのデッキガーダー橋に取り付け塗装したところ。
ちなみにデッキガーダー橋も塗装して錆び表現もしてある。
ブラケットを取り付けたら準備完了。
あとは架線を張るだけ。
ブラケットの取り付けはこんな感じ。
トロリー線はクリップにはめ込んで、吊架線は輪っかに通すだけ。これが結構難しかったけど慣れるとそこそこいける。
完成するとこうなる。
もう言う必要ないぐらいに主張してくれてる。
でももう一回言う。
カセンガナクテイイワケガナイ。
こうなるとこうしたくなる。
架線って凄いよ!
ではまた!
2018-09-24 21:57
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コメント(13)
架線は張らなきゃ損ですか!
これだけ超絶クオリティの架線&鉄橋写真があると説得力ありすぎですね。
とりあえず部分的にやってみようかなぁって気がしてきました!
by Nardi(The Nameless City) (2018-09-25 01:34)
おはようございます。
架線キットを組み立てているように完成度が高いですね☆
HOモジュールはいつでも張れるように架線に合わせた間隔で柱を設置しておく事にしますね。埃対策を万全にしないと。
by JR浜松 (2018-09-25 05:40)
架線ってすごいよ~ 私もそう思いますよ しかも実際に集電できるって最高 私もそれだけの元気があったらやっていたかも? 幸い日本車は集電できないのでその気分は押さえられましたけれど
ものすごいインパクトありますね 最高!
by トータン (2018-09-25 06:28)
お早うございます。
架線を張と雰囲気が一段と実感的に成りますね、素晴らしい!!!
で、当レイアウトは架線無しの全線非電化、走る車両は蒸気かディーゼルのみなのでOKなんです。(元アメ車なのでかの国はほとんど非電化)
因みにパンタグラフ付の車両は一両も持っていませんし、今後も買わないと心に誓ってますが・・・
by ジュンパパ (2018-09-25 08:32)
Nardiさん、コメントありがとうございます。
そうですね、控えめに言っても架線の威力は凄いです(笑)
製品を使うのであれば軽い気持ちでできると思いますが、お財布的には軽くないところがミソです。
自作すると気が重くなりますが、慣れてしまえばビール片手にはんだ付けできるほど簡単です。
ぜひお試しあれ!
Nardiさんのコレクションが一段と輝きますよ。
by Gut (2018-09-25 09:04)
JR浜松さん、nice、コメントありがとうございます。
市販の架線キットをそのまま再現しているようなものなので扱いも変わりません。むしろ自作した方が表現の幅も広がるしお値段も半分以下です。この鉄橋部分は全長840mmあって複線ですが、ブラケットを含めても2,000円ほどですよ。
架線柱さえしっかりしていれば自作がお勧めです。
by Gut (2018-09-25 09:12)
トータンさん、nice、コメントありがとうございます。
うちのは架線集電に対応している機関車が殆どですが、架線集電はやらないんです。だからトータンさんと条件は一緒です。
しかし、トータンさんのレイアウトに今から架線を張るのはちょっと大変かもしれませんね。
私は最初からヤルと決めていたので出来るんだと思います。
架線って素晴らしいですよね。
by Gut (2018-09-25 09:17)
興味深く拝見しています。かまぼこ板の治具とか、さすが Gut さんだと思いました。その上で、本当に無責任な(^_^;)ご提案ですけど、今のやり方は吊架線とトロリーの「上に」ハンガーが乗ってるカタチですよね?断面図だとこんな感じ?
---------
○ ○
なんとかこれを
○
○--------
みたいにしてはんだ付け出来れば、トロリーの下に突き出たハンガーをヤスる手間が省けるんじゃないかと思います。かまぼこ板に溝を掘る、あるいはハンガーの先端をほんの少しだけL字に曲げてからトロリーに突き当てる…等々。好き勝手ばかり言ってゴメンなさい (^_^;)。
by 戸田 (2018-09-25 09:18)
ジュンパパさん、nice、コメントありがとうございます。
非電化縛りを貫いているとブログにも書いてありましたね。
ジュンパパさんは手先も器用だし、拘りも凄いのでパンタ付を買ったら絶対にやりたくなると思いますよ。
きっと私の作る中途半端な架線は見劣りしてしまうと思います。
by Gut (2018-09-25 09:20)
こんにちわです。
架線の魔力はここにあるんです(笑)
一度張ったもの仮でも手にすると、もう無くしては考えられなくなります。
レールのメンテナンス上の事も、ずっと日本では言われ続けてますが、それを克服してやるぞ!って気持ちになります。
Gutさんも頑張っておられるので、私も釣り糸架線頑張ってやります!(^^♪
by がおう☆ (2018-09-25 11:05)
戸田さん、コメントありがとうございます。
ご提案の方法は私も考えましたが、強度が心配なので今回は見送りました。海外製品も現在の「乗っける」やりかたなので、もしかしたらそこには意味があるのかもしれない、とも思います。
しかし、今後の課題として「乗っけない」やり方にも挑戦するつもりですよ。
アドバイスありがとうございます。
by Gut (2018-09-25 13:00)
がおう☆さん、コメントありがとうございます。
そう、一度知ってしまうとアレなんですよね。
中毒性が強い!
日本では架線を張るのは「バカ」みたいな雰囲気があって、中には鼻で笑ってる人もいると思うんですね。だから、できるんだよっ!てのを証明したいし、みんなにも挑戦してもらいたいんです。
うちは架線もブラケットも金属だし設置部分も確実性が高いので、多少のことではビクともしません。
ヨーロッパでも線路を磨くことに関しては日本と同じですから、そこで生き残った架線システムは信頼できます。
by Gut (2018-09-25 13:18)
ありささん、ネオ・アッキーさん、masato-marklinさん、niceありがとうございます。
by Gut (2018-09-29 06:38)