OBB nightjet L.S.models #97032 [客車]
こんばんは。
昨日に引き続きドイツからやってきた車両の紹介です。
今回は本命のnightjetシリーズ。
L.S.modelsは昨年末にnightjetの5両セットと4両セットを発売するとアナウンスしました。しかし、現時点で発売されているのは5両セットの#97032のみ。
そして、なぜか11月にアナウンスしたnightjet6両セットは既に発売済みです。
4両セットはどこいった?
世界のNゲージャーnightjetファンの想いを代弁したところで早速車両の紹介。
昨日より大きな音で、じゃじゃじゃじゃーん!
たまらん!
深さのある箱は2段構えの様相を呈しています。
ほーらね。
サボの演出も憎いです。
既に多くの方が紹介しているので全部知っていましたが、知らないフリして新鮮さを味わう儀式です。
ジャンパ線は後付けパーツのようですが、バッファの間に隠れて見えないじゃん。
また付けるのサボる予感大。
まずはこれ。
お上品な青と白のLeigewagen。
Bcmz 59-91です。
この寝台車は結構まえからYouTubeで目撃していて気になる存在でした。
CityNightLine、EuroNight、nightjetの全てに充当できるマルチプレーヤー。
大きな表示がステキです。
左手に見えますのはダイソンコードレスクリーナーではなくベッドです。
そして窓にはカーテンの演出も施されています。
クールな色調の車体に真っ赤なOBBロゴが一際目立つところも好き。
台車の表現もキレッキレ。
さすが新金型です。
この寝台車のチャームポイントはここ。
台形の屋根です。
ヨーロッパ車はほとんどが丸屋根なので、こうした形状の違う車両が入ると、情報量が増えて楽しい気持ちにさせてくれるので高得点。
中身はというと。
でました。
ボディを被せると約90%が見えなくなる内装です。
5mm×4mmの窓を覗き込むチラリズムの世界がこうして露わになりました。
客室は6人部屋。中央にキッチン、右にトイレがあるようです。
通路側はシンプルながら塗装とプリントが施されています。
まだ続きますよ。
Bcmz 59-90です。
そして、これが待ちに待ったnightjetカラー。
なんてオシャレなデザインなんだ!
これを見てしまうと普段乗っている日本のステンレス丸出し電車が不憫でなりません。
味わい深い青に赤とシルバーのラインでアクセント、ボディの所々に瞬く星が描かれ、純白のドアが全体を引き締めます。
nightjetのロゴ、そう、これです。やっと会えたね。
画像ではよく見えないかもしれませんが、ボディ中央部、赤ラインの上は青が薄くなりグラデーションになっています。
そんなとこまで再現したんだね。
また、床下機器の緻密さは目を見張るレベル。
ドアに書かれた文字が見えますか?
寸分の狂いも滲みもありません。
ボディ右上にさりげなく描かれたオーストリア国旗もステキです。
中身は先ほどと同じ?と思いきや。
客室は同じなれどキッチンが違う。
ほぼ見えないのに、なぜ、そこまでするんだ。
でも、そーゆーとこ、好きだよ。
通路側も違うんですね。
そーゆーとこ、大好きだよ。
次で最後だから付き合って。
WLABmz 72-90です。
形式名が昨日のダブルデッカーと一緒ですね。
以前から薄々気付いていたのですが、今回改めて見るとやっぱり同じ。どうやら後に続く数字も大事みたいです。
今更感がすごくてすみません。笑
中身はこれ。
全室3人部屋となっています。
左がシャワールーム付きの1等客室で右がシャワールームなしの2等客室と言ったところでしょうか。
枕の表現もビシッとされています。
そしてキッチン。
こうして見ると、全ての車両にキッチンがついてるんですね。
いや、乗務員控室兼ルームサービス用なのかな?
その辺は乗ってみないとわからないです。
通路側は塗装分けではなく別パーツで表現されていました。
これを組み立てるんだから価格が跳ね上がるんですね。
今回のセット、全て新金型のようですね。
昨日紹介した車両は内装が全体的に肉厚でぼてっとしていましたが、今日のはシャープでした。
Lemkeグループに入ってL.S.modelsの動きが活発化しています。
危険ですねぇ。
しかし、憧れのnightjetでこのディテール。造形、塗装、プリント、どれをとっても文句なし。
昨日も言いましたがもう一度言います。
高いけど、高くないよ、これ。
最後に、nightjetをお持ちの皆さんに警告です。
Bcmz 59-90のボディを安易に外すのは危険です。
赤矢の先にある突起はシャーシの一部で青矢の先にあるステップはボディの一部なんです。
ボディを外すとこの2つがガッチリ干渉して最悪ステップが折れます。
私のは曲がりました。涙
さらに、内装がぎっしり詰まっていてボディとシャーシがなかなか取れません。
あれこれやっていたら床下機器が1つぼろっと折れて取れました。
なかったことにして、接着剤でくっつけましたけど。
ツイッターでお友達が言ってたのはこれかーって思いました。
皆さん気をつけてください。
取り外しには治具が必要です。
ではまた!
2018-12-30 17:12
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コメント(9)
愛情のこもった解説をみていると新金型の素晴らしさがひしひしと伝わって来ます☆
by JR浜松 (2018-12-30 18:41)
JR浜松さん、nice、コメントありがとうございます。
いやー、本当にいい出来ですよこれ。
今度持って行きますね。
by Gut (2018-12-30 22:43)
もはや美術工芸品、鉄道模型で最高のものはミュージアムクオリティと良く海外で言われますがL.S.Modelsが生み出す列車はまさにミュージアムクオリティ。
価格が同じでもNとH0でクオリティに差がないので納得です。
ボディに開け閉めに気を遣う所だけがH0と違う所ですね!
去年から今年にかけて中国の製造工場が変わったりしたようですが、そんな事なかったかのようなクオリティで徹底した品質管理が行われてるのがわかります。
by Nardi(The Nameless City) (2018-12-31 08:31)
こんにちは。NightJetの到着おめでとございます。
NJ 421、本当に良いですね。Düsseldorf-Oberbilk駅に近い車庫を大抵17時過ぎくらいに出庫して、私の当時の職場に近いDüsseldorf-Volksgarten駅をゆっくり通過して、Düsseldorf Hbfの20番線に入線するのが通常のパターンで、私もよく帰宅時にこの回送を眺めていました。また、昨年の11月7日にはLiegewagenでKufsteinまで乗車したのも素晴らしい思い出です。
HOで私も欲しいのですが、これ以上手を広げてもなあ・・・・と迷っているところです。本当に良いものを見せて頂きました。有難うございます。
by HUH (2018-12-31 15:54)
masato-marklinさん、niceありがとうございます。
by Gut (2019-01-02 10:04)
Nardiさん、コメントありがとうございます。
鉄道模型は走らせて遊ぶものですが、見て楽しむのも1つの遊び方。
L.S.modelsは見て遊ぶ方を重視しているんでしょうね。
ボディの取り外しはもう少し何とかしてもらいたいです。将来的には室内灯も入れたいと思ってるので、最低でももう1回開けます。
壊れたらどうしよう。
by Gut (2019-01-02 10:14)
HUHさん、コメントありがとうございます。
NJに乗った経験ありなんですね。羨ましいといったらありません。
いつか鉄道でヨーロッパ一周したいと思うのでそのときは私も!
HOのNJも素晴らしい出来栄えのようです。
是非!
by Gut (2019-01-02 10:20)
ネオ・アッキーさん、ありささん、niceありがとうございます。
by Gut (2019-01-04 15:17)
いつも詳細に製品のご紹介をして頂いてありがとうございます。
私も同じ3セット購入しちゃいました。
Lsmodels 最高ですね!
by trebluee (2019-01-25 20:37)