平成最後の更新か? [レイアウト]

こんにちは。
GWを控えた週末も結構バタバタしていて作業の進捗状況も芳しくありません。
GW前半は仕事がガッツリはいっているので、今回が平成最後の更新になるかもしれません。

まずは平成最後の状態をご覧に入れ、完成時の妄想を解説していきます。
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↑アルペンルートとレーティッシュルートが急峻な崖を駆け巡り、私は昇天するのを必死に耐えなければいけません。
一番奥のランドヴァッサー橋的な橋の下にはアルプスの氷河から流れる出る雪解け水がドドドーッと大瀑布となり、渓谷を清流がサラサラ流れていきます。
そのため、ここには多くの橋が架けられ、屋根裏ワンダーランド最大の見所になっているのです。
シーナリーが完成したら、マツコの知らない世界に出れるんじゃなかろうか、とさえ思ってしまいます。笑
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↑420mmを一気に駆け上がる7周半のループ線はうちの娘なら一瞬で乗り物酔い。そのさらに上の486mm地点にはレーティッシュルートの山頂駅があり、古城観光の拠点となる集落が現れてドキドキが止まりません。
山の中腹までは森があるので列車が見え隠れしながら駆け抜けるのでニンマリしないではいられず、中腹から山頂にかけては岩肌メインで所々に針葉樹が群生するスイスアルプスを演出して遠い目になります。
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↑中央駅は約2400mmのホーム長で10番線、さらに2本の貨物通過線があり手動で運転すると必ずAランクの事故が発生します。
駅はハンブルク中央駅を模したドームに覆われ、ドーム内を様々な列車と人が行き交い、私もスモールライトで小さくなって中に入る予定です。
貨物通過線の脇には簡単な貨物ヤードも設置して物流に一枚噛んでるぞ感を出してみます。
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↑いまはストラクチャー置場ですが、あの場所が全て街になります。
画像左側には中央駅や新市街、工場、トラムが、画像中央奥には城壁に囲まれた旧市街が広がり、マルクト広場、大聖堂、ゴシック様式の市庁舎などヨーロッパの街にある全ての見所が凝縮され、もはやヨーロッパ旅行に行く必要もなくなり、るるぶに特集され、世界の歩き方が発刊されることでしょう。
ストラクチャーからこの世界に足を踏み入れた私にとって、ここがもっとも力を入れたい場所。
人口は最低でも1000人欲しいので、たくさん子作りしないといけません。
入管法も改正されて移民もドシドシ受け入れます。
国境に壁は作りません。
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↑街の下には12線の第1地下ヤードを備えています。
最長で2300mm、最短でも1800mmはある大型ヤード。
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↑街とは反対側の地下には11線の第2地下ヤードと12線の第3地下ヤード、その2つの地下ヤードに跨がる4000mmの貨物ヤード2線。
これだけあっても保有車両が収まらない悲劇。
ケースから出したり入れたりするの嫌いなので、ホームレスの列車は余程のことがない限りお蔵入り、または、出品。

これが平成の屋根裏ワンダーランドの状態です。
建設当初は年号を跨ぐなど考えもしなかった。
そして、作ってみると思っていた以上に規模が大きくてビッリク。
夢が広がり、同時に金がなくなります。

おまけでちょっとだけ進めた作業も紹介しておきましょう。

これも平成最後の作業かも。
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↑鉄橋につながる路盤を作ります。
簡単な作業に思えるかもしれませんが、左側の鉄橋も右側の路盤も脱着式のため、接続部は緻密な作業が必要で頭を悩ませています。
鉄橋との接続部は線路をガッチリ固定してジョイナーだけの接続にするのですが、路盤と鉄橋の高さ調整が難しい。
右側の路盤との接続部はユニトラックのジョイント部分を利用してユニジョイナーで繋ぎます。
そのため、ユニトラックを路盤に埋め込む作業が大変。
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↑出来ました。
途中で微妙にカーブしているので、この形を作って鉄橋と既設路盤の間にピタッとはめるためには微調整につぐ微調整。
できればプラレールのようにサクッと繋ぎたいものです。
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↑ユニトラックの埋め込みはトリマーとノミでベニヤに溝を掘ります。
トリマーは耳をつんざく騒音を伴うため、大嫌いです。
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↑ユニトラックをはめ、コルク道床を貼って路盤の完成。
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↑ご覧の通り高さが合いません。
元々橋に付いている橋脚ではこの状態なので、橋脚を改造するか新しいものを自作するしかないのでもう頭がいっぱいいっぱいで電池切れ。
その前に路盤を固定して線路を敷いてしまうのが先かな、どうするかな。

作業の順序を間違えると本当にエライことになるのでよーく考えてから進みたいと思います。

ではまた!
平成よ、さようなら!
令和もよろしくお願いいたします。

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レイアウトに架ける橋 [レイアウト]

こんばんは。

今週末はそこそこ時間が取れました。
久しぶりに屋根裏レイアウトの工作を進めていきます。
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↑この2本の鉄橋に矢印のように線路を繋ぎたいので、あれやこれや四苦八苦することになりました。
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↑その前に、手前の鉄橋は2つに分かれているのでプラ棒を使って繋ぎ合わせます。
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↑こうして隙間にプラ棒を入れて、瞬間接着剤で固定します。
これだけでもかなり頑丈になります。
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↑繋ぎ目で曲がってしまわないように金尺を添えて直線を出しました。
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↑さらに、プラ板でこんなものを作り
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↑ダメ押しの固定。
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↑線路を敷いて出来上がり。
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↑鉄橋が完成したので、ようやく本格的なレイアウト建設となります。この矢印のところに梁を設置したいのですが、どうやろうか?
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↑こうします。
なぜなら。
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↑ここに路盤を作るためです。
この路盤は鉄橋の橋脚用。

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↑お次はこちら側。
斜面用の梁をもう一つ追加します。
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↑追加完了。
この梁を固定するのは本当に大変。
大きいし、角度や高さを正確に合わせないといけないし、そもそも固定前は中に浮いてる状態だから色々工夫しないと設置できません。
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↑うまく設置できたら、今度は矢印の部分に路盤を敷きます。
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↑路盤完成。
この路盤は線路用と橋脚用を兼ねています。
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↑両サイドの路盤ができたので、鉄橋を置いて位置を調整します。
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↑左側の橋脚部分は赤い矢印がレーティッシュルート、緑の矢印がメインルートになります。
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↑右側には鉄橋の始点となる梁を追加します。
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↑鉄橋を置いて位置が決まったところで時間切れ。
次回は鉄橋の高さ合わせをしなければいけません。
手前の鉄橋はベースから65mm、奥の鉄橋は71mmです。
かなり緻密な作業を強いられることとなるでしょう。

でさまた!!

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日本のDCCはどうなる? [エピソード]

春うらら
ようやく春らしい陽気になり桜も概ね満開といったところでしょうか。
今週末は仕事と家族サービス(姪っ子のお誕生日会)です。

最近ツイッターのTLにDCC関連の話題が流れてきて自分なりに考えたりしています。
今週は屋根裏作業もできず、これといってネタもないので、日本のDCCについて思うことを無責任に書くことにしました。
賛否あると思うけど、あくまで私見なので大目に見てもらいたい。

何度も書いているけど、私が鉄道模型を始めたのは2008年12月のこと。
子供の頃にmarklinやtomixを持っていて、当時はいわゆるアナログだけの世界だった。
だから当然アナログ、と言うか、そもそもアナログとデジタルの選択肢があることすら知らない状態で買ったドイツ鉄道の機関車がDCCだった。

当時の日本でDCCをやろうと思うと、KATOがアメリカから輸入していたDigitraxを導入するのが一番手っ取り早く、価格も安かったので、D101というコマンドステーションを買って走らせてみた。
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↑これがD101。
走ったけど、アドレスとかCV値とか、どうやって操作するのかよくわからない、聞く人もいないので、日本でDCCが流行るのを待つことにした。

あれから10年。
日本では相変わらずDCCが普及していない。
なんでだろう。

日本では大きなレイアウトを所有できる人は限られているのが現状で、みんな狭い空間で鉄道模型を楽しむしかない。だからこそDCCってすごい可能性を秘めていると思う。

例えば長さ2m程度のモジュールレイアウトでは、アナログだとただ行ったり来たりするだけですぐに飽きてしまう。DCCならサウンドやライト、室内灯の制御、超低速運転が楽しめる。
慣れてくれば、自動運転やポイント、信号機の自動制御も比較的簡単にできる。

そうなると、長編成のセットなんていらなくて、鉄コレで十分だったりする。

省スペースレイアウトでサウンドを轟かせながら走る単行列車。
まさに日本の住宅事情に適っていると思う。

私の模型仲間の作品をいくつか見てもらいたい。

↓JR浜松さんのクモハ12

↓Nardiさんのキハ40-500

↓同じくNardiさんのC11

いかがでしょうか?この臨場感。
一度デジタルサウンドを経験してしまうとKATOのサウンドボックスでは満足できなくなるでしょう。

しかも、同一線路上で複数の車両を個別に制御できてしまうから、遊び方は無限に広がっていく。
こんな面白いおもちゃはないと思う。

それなのに日本でDCCが普及しないのはなぜなの?

この10年の間、色々な人にDCCを勧めた結果返ってきた意見は概ねこんなものだった。

DCCをやらない理由は
1.難しそう
2.金がかかる
3.今さらアナログからデジタルに移行できない
と言うことらしい。

「1.難しそう」
についてはほとんど誤解だと思う。操作はアナログとほぼ一緒だし、むしろ配線はアナログよりシンプル。
何が難しいって、アナログ車両にデコーダーを搭載する作業。
しかし、これはメーカーがやらないからダメなんだと思う。
欧米では製品としてDCCsoundモデルを売っているので、買ってきて線路に置けばそのまま遊べる。
つまり、難しいと言うより日本の鉄道模型メーカーがサボってるだけ。

「2.金がかかる」
については、その通り。
DCCで遊ぶためにはアナログ車両の価格にデコーダー、スピーカー等の価格が加算される。
ヨーロッパメーカーでのアナログ車とデジタル車の価格差は7千円から1万円といったところだろうか。
それからアナログ用パワーパックではなく、DCC用コマンドステーションが必要になる。
これが高い。
メーカーやスペックによってピンキリだけど、日本でコマンドステーションを手軽に購入できるのは冒頭に記述したDigitrax社のもの。現在販売しているD102の価格はKATOのホビセンで2万6000円ほど。
KATOのスタンダードSXが4200円、TOMIXのTCSパワーユニットN-1001-CLが9800円だからアナログより全部で3万円ほど金がかかることになる。
しかも充実の機能や高い操作性を有するroco社のz21やESU社のEcosを選ぶなら5万から10万は覚悟した方がよい。
このハードルは確かに高い。

「3.今さらアナログからデジタルに移行できない」
DCCに興味を持つ人の大半がアナログヘビーユーザーである。
数百両のアナログ車両を所有しており、これを全てデジタル化するにはデコーダー設置など膨大な資金を必要とするし、中にはデジタル化できない車両もある。
そうなるとデジタルへの移行を諦めざるを得ない。

これでは日本でDCCが流行るわけがない。

じゃ、どうやったら流行るのか?
ここからは完全に私見。
ずばり、日本のメーカーがDCC標準規格であるNMRAに準拠したデジタル鉄道模型を製品化するしかないと思う。
そんなの当たり前だと思うかもしれない。でも、その当たり前ができていないのが今の日本の現実。
KATOがDCCフレンドリー車両を販売して簡単にデジタル化できるようにしたけど、ただのDCCだけじゃダメでDCCsoundじゃなきゃ絶対に市場はついてこないと思う。
KATOがDCCでコケたのはまさにそこだと思うし、KATOもそれがわかっているからサウンドボックスなるものを開発したんだと思う。
音が出るって本当にカッコいいからね。
アナログユーザー向けにサウンドボックスがあってもいいと思うけど、どうせ音源を作るならDCCsoundを展開して新たなユーザーの開拓をすべきだ。
新しい鉄道模型の形を提案して、メーカーとしてしっかり情報発信するべきだ。
だって世界はもうDCCが当たり前なんだから。
しかも最近は欧米のショップでもKATOやTOMIXを取り扱っているし、KATOなんかは大々的に欧米進出しているんだから、なんで独自にサウンドデコーダーを作らないんだろう、なんで車載しないんだろう。
メーカーがサウンドデコーダー搭載車さえ販売してくれれば、少しずつDCCユーザーも増えてくるし、次第に鉄道模型の主流はDCCsoundになるんだと思う。
だって、DCCsoundにはそれだけの魅力があるから。
多少値段が高くても、値段以上の価値があるし、あれだけ遊び倒せる機能があれば飽きもこない。
さらに、今では高価なコマンドステーションの問題はDesktopStationが解決してくれる。
z21やEcosに負けないクオリティを持つDSair2は、周辺機器付属の完成品が2万7800円、本体のみのキットだと1万5800円だからDigitraxのD102より圧倒的に得だ。
↓購入やファームウェアのダウンロードはこちらから。

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↑これがDSair2のキット。
基盤に部品をハンダ付けするだけ。

↓組立てや設定はこちらの動画参照。

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↑完成。

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↑コントロールはスマホやタブレットでブラウザを開くだけ。
アプリ等のインストールは一切不要。

こんないいものがあるんだから、日本のメーカーは今こそDCCsoundモデルを製品化するべきだ。

しないんだよね、これが。
どんな理由があるか知らないけど、こんな寂しいことはないよね。

今の日本では、DCC電子工作連合の方たちの頑張りに頼るしかない。

私はユーザーの一人として、ヨーロッパメーカーの製品やDCC電子工作連合の方々が展開する機器を用いてDCCの魅力を発信しようと思う。
とりあえず屋根裏のレイアウトを開通させることが当面の課題で、その後はDesktopStationのDSair2やDSmainを使ってシステムを構築する。
ポイントやアナログ車両はnuckyさんのワンコインデコーダーで工作する。
そして、情景重視のレイアウトを動画撮影してDCCsoundという新しい鉄道模型の魅力を発信していこう。

いつか日本のメーカーがDCCを無視できなくなるまで頑張ってみたい。

ではまた!

追伸、JR浜松さん、Nardiさん、DCC電子工作連合さん、yaasanさん、勝手にリンクを貼ってしまってすみません。

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