勾配のテストをするぞ~1

Guten tag.

今日は新しいレイアウト製作に向け、ループ線の勾配が現実的なものであるのかを確認するための作業についてです。

今のところ、新レイアウトはスイス的なアルプス線の導入を目指していいます。
アルプスと言うぐらいなので、それなりの高低差がないと面白くありません。
構想では高低差400mm~500mmを予定しており、勾配は動力車の負担を抑えるために、最大2.5‰にすつもりでいます。
新レイアウトのサイズは4500mm×3000mmのロの字型にする予定でいますが、これだけ大きくても400~500mm登るとなると、どうしてもループ線を採用しないわけにはいかないのです。
また、2.5‰という緩やかな勾配も、私の大好きな長編成の貨物列車にとってはそれなりのハードルであることが予想されますし、一部のヨーロッパメーカーの車輌は日本のメーカーの車輌のように滑らかに走行できないものがあるので、レイアウト製作着手前にあらかじめ実験をしておく必要があるわけです。

次にループ線ですが、2.5‰で作るわけですから、半径が小さいものでは実現できませんし、カーブでの摩擦を小さくするためには出来るだけ半径を大きくしたいところです。
そうはいっても、スペースの関係からあまり大きな半径にすることもできませんので、まずは最小半径を400mmとすることにしました。

R400で2.5‰ですから、一周するとどれだけの標高が稼げるか。
「800×3.14」で計算すると、一周は2512mmになります。
ということは「2512:X=1000:25」の比を基にして計算すると「X=2512×25÷1000」になるので、概ね63mm登ることになります。
たったの63mmですが、仕方ありません。

今回は、これを実験することにしますが、R400にするためにはフレキシブルレールが必要になり、設置が面倒なのでTOMIXのR391のレールを使って実験することにします。

そこでこんな物を
P1020183.JPG
工作用紙にレールを置いて道床の型を作ります。

P1020184.JPG
切り出したのが、こちらの型。

P1020185.JPG
型を使ったべニアに下書きします。
ちなみにべニアはカットするのが楽なので厚さ4mmのものを選択しました。
4mmでの強度がどれほどかも今回の実験で確認してみたいと思います。

P1020188.JPG
ジャジャーン!
ループ2周分、12枚を切り出しました。

これをつなげて
P1020189.JPG
!?
あれあれあれ??
1枚60°のつもりでしたが、どうやら最初のところで間違っていたようです。
まったくもってオッチョコチョイですねぇ。先が思いやられます。

この後、1枚をカットして無事に円を描くことができました。

Danke schön. Tschüß!

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コメント 14

ジュンパパ

お早うございます。

RSSにNEW表示が出ていなくて、2回分ほど拝見していませんでした。
計画中のループ線、完全な円柱状ですか? 立駐のスロープ状?
7周で440㎜upは厳しいですね。
メンテナンスとか情景の造り易さを考えると、円錐状の方が良いような気がしますが。
でも円錐だと直径が漸減するカーブで面倒ですね。
簡易的に同心円で計算すると線路中心間隔28㎜としてR500からR332まで7周で457㎜上がりますね。
円錐ループでは直径が漸減するので、多分400㎜程度の高低差かも。
by ジュンパパ (2012-09-24 09:14) 

JR浜松

Gutさん、こんばんは。

ついに製作開始ですね♪
2.5%勾配が良い選択だと思います☆
3%にすると途端に動力の弱い車両でストレスになりますからね;
Nゲージですとおそらく2.7mmベニヤ(3mm)でも十分に機能すると思います。
4mmもあれば十分な強度が得られるでしょう。
何周にも渡るループ線を経由して高低差のあるスイスの山を表現なさるのですね。考えただけで鳥肌ものですね(^^♪


by JR浜松 (2012-09-24 16:57) 

トータン

いよいよですね 先ずはテストから いいですね~ 私の場合は先ずは作っちゃってそれからテストなんです だから出来上がりが設計どおりに行かないって言うことになります まずいでしょう? 実験してから進める これがセオリーですよね(^^
by トータン (2012-09-24 23:25) 

Gut

ぺこんぎんさん、アルマさん、Niceありがとうございます。
by Gut (2012-09-25 00:20) 

Gut

ジュンパパさん、ありがとうございます。
ループ線はあくまで一部のみ、長くても3周ぐらいで設置しようと思っていますが、全てはこの実験の結果しだい。
残りは壁沿いにレイアウトをぐるりと巡る感じにします。外周は単純計算でも1周14mぐらいありますから、それだけで350mm登ることになります。
でも、情景を重視したいので、計算どおりにいかないことも計算済みです(笑)
by Gut (2012-09-25 00:32) 

Gut

よしくんさん、Niceありがとうございます。
by Gut (2012-09-25 00:33) 

Gut

JR浜松さん、ありがとうございます。
アルプスの山々と鉄道が織りなす情景を上手く表現できればいいのですが、線路のメンテナンスや勾配のことを考えると、まだまだ研究が必要です。
まずは実験の結果に期待しましょう。
by Gut (2012-09-25 00:38) 

Gut

トータンさん、ありがとうございます。
私も前作ではぶっつけ本番的な部分が多々ありまして、失敗したなぁと思ったので、今回は慎重にやることにしました。
なにせ屋根裏に完全固定のレイアウトですから、成立しません、走りませんでは済みません。
by Gut (2012-09-25 00:41) 

Gut

lucky_k.kさん、プントさん、masato-marklinさん、Akiraさん、schnitzerさん、とらさんさん、nikiさん、Niceありがとうございます。
by Gut (2012-09-26 15:39) 

瓦葺鉄道

いよいよ始動ですね!
高低差のあるレイアウト、とても楽しみです(^.^)
Gut伯も今度は山間部の土地の領主になるわけですね~。
by 瓦葺鉄道 (2012-09-27 06:37) 

Re620cargo

いよいよレイアウト制作開始ですか。
楽しみですね。
前回のレイアウトをみたときに、レイアウト上の風景の素晴らしさにほー、とみとれてしまいました。
新作もきっとスイスらしい、素晴らしい風景をみせてくれるのでしょうね。
かたちになるのを楽しみにしています。
by Re620cargo (2012-09-27 17:41) 

Gut

瓦葺鉄道さん、ありがとうございます。
思っているような高低差が実現できるかどうか、全ては実験結果しだいです。しかし、最終的にはレイアウトを作ってみなければなんとも言えませんね。
Gut伯爵の居城もどこに移築するか、悩みは尽きることがありません。
by Gut (2012-09-30 21:41) 

Gut

Re620cargoさん、ありがとうございます。
新しいレイアウトはアルプス的な山岳地帯を作る予定ではいますが、スイスという訳ではないんです。
何せドイツが好きで始めた趣味なので、ここで浮気もどうかと思うんですが、構想を練っているとどうしても高低差のあるレイアウトの方が見ていて楽しいなぁと思いまして…。
とか言って、なんだかんだでスイスみたいになるんだろうなぁ(笑)

ちなみに、形になるのは当分先になりそうです。
by Gut (2012-09-30 21:45) 

Gut

ねじまき鳥さん、岸田法眼さん、マチャさん、Niceありがとうございます。
by Gut (2012-09-30 21:45) 

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