擁壁をつくる [実験室]

Guten tag.
レイアウト製作はハードルばかりです。
特に私はヨーロッパという題材を選んでしまったので、ハードルの高さも種類もハンパないです。
近くに相談できるヨーロッパユーザーもいません(泣)

なんだかネガティブな始まりになってますが、本人はいたってポジティブ。

今回は自作の擁壁にチャレンジ。
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ここ。

わが家の駅は、街より1段低いところにあります。
そうすると、こうした壁が現れます。
いまはベニヤ丸出しですが、ここに擁壁を作らなくてはいけないのです。

通常であればパターンシートを買ってきてペタッと貼れば出来あがりなわけですが、日本のものはやはり日本仕様なのでヨーロッパの街並みにはそぐわない。
あちらのメーカーが販売しているパターンシートは高価なうえに品薄なので、大量に必要な私は購入を躊躇します。

さて、どーしたもんか。

自分で作ってみよー。

で、いつものように通勤電車でググってみたところ、情景師アラーキーさんが作り方を紹介していました。

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材料はこれ。
タミヤのスチレンボードが1番いいそうです。

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1枚から4枚とれました。

こっからが本番!
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まずは下書き。
石のサイズにバラつきを演出しました。

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これはピンバイスに竹串を装着したもの。

もう、おわかりですね?

そう、
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こうするんです。
竹串の先でひたすら溝を付けていきます。
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どうでしょう?
石積みの擁壁に見えるでしょ?

お次は
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モデリングペーストの登場です。
大理石の粉末がペースト状になった画材です。こいつを塗布します。
初めての素材なので、どうやったらいいかわかりませんでした。
最初はペーストをそのまま塗りましたが、なんか違う。
かるく水を足してみたところ、いい感じ。
要は絵の具と同じやり方です。
正解かどうかは知りませんが…。
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原液?のまま塗ったところの溝が目立たなくなってしまっています。

めげるな!

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ジャーマングレーで下塗り。
み、溝が…、め、めげるな!

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ミディアムグレーでドライブラシ。

ほぅ…、らしくなってきた(ニヤリ)

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完成です。

まぁ、よくこんな面倒なことしますよね。
いったい何枚つくることになるんだか。

でもね、楽しいんです(笑)
出来あがっていく姿が堪らんのです。
初めてだから完成度はまだまだですが、きっと上手になるんじゃないかなぁ。
駅の脇だけでも3メートルはあるからなぁ。
途方もないなぁ。

ちなみにコスパは最高ですよ。
これ1枚で5〜60円。
NOCHの製品は1800円ぐらいしますから。
つまり、おすすめ(笑)

Danke schön. Tschüß!

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