信号所 [ストラクチャー]
こんにちは。
レイアウトを彩るストラクチャーは私にとって車輌と同じぐらい大切な存在です。
レイアウト製作にあたり、ストラクチャーの雰囲気やサイズは重要な要素となるので、現物を見ながらレイアウトの製作も進めていきたいと思っています。
そこで今日は中央駅の分岐を管理する信号所の製作をお送りします。
フォルマーのゲート型信号所。
この形とレトロな雰囲気は一目で気に入りました。
問題は柱と柱の間隔がどれぐらいあるのかってところでしたが、そんなことは後で考えればいいんです。
いつもどおり、塗装して組んでいくのですが、このモデルもまずは照明設備を中に組み込まなければいけません。
これはアクリル角棒にキズをつけたもの。
片側からLEDを照らしてキズ部分を光らせる方法です。
こんな風に光ります。
しかし、トータンさんの言うとおり、光源の方が明るく、離れるに従って暗くなります。
そこで光源から離れた部分のキズを大きくしてみたらどうかやってみます。
ボキ
失敗。
次は光源の近くのキズを広めに付けて遠くのキズの間隔を狭くしてみました。
これなら光量は同じになりそう。
LEDを瞬接でくっつけ熱収縮チューブでコーティング。
そして屋根の裏側にアルミホイルを貼って光を最大限に活用します。
で、キットの方はと言うと
もうこんなに出来上がっています。
壁から光が透けてしまわないよう内側をグレーで塗装。
この塗装はパーツのつなぎ目から漏れる光も防ぎます。
床に空いた穴は照明の配線用の穴になりますが、このままでは配線が外から丸見えになってしまいます。
そこで一工夫。
プラ板で構造物を作って隠すことにしました。
これで準備万端。
LEDの配線をしていきます。
LEDの足を曲げ、CRDと0.3mmエナメル線をハンダ付けして完了です。
あとは屋根を被せるだけ。
と、その前に、信号所の職員を中に入れておかないと。
手元にいる駅員のフィギュアを眺めながら誰にしようかしばらく考えます。
うーん、こいつ!と言うフィギュアがいません。
覗きこまないと見えない部分ではありますが、無人の信号所ってのも寂しいし。
どーしたもんかなぁ…。
!?
魔が差しました。
なるほど、これは面白いかも。
こいつが目に入りました。
セクシーシーン!
こっからはR18指定です。
閲覧するかどうかは自己責任でお願いします。
知ってる人は知ってると思いますが、これは、れっきとした鉄道模型のアクセサリー。
メーカーはシーナリー製品を専門とするNOCH。
ドイツ人の遊び心が端的に現れた商品です。
信号所の職員が仕事を放ったらかして情事にふけるシーンを再現しましょう(笑)
ひとまず、照明の具合を見てみます。
んー、ちょっと明るすぎか?
まぁ、いいってことにしましょう。
で、仕事サボってる2人はこんな感じ。
フライデーの袋とじのようです(笑)
これを不謹慎と捉えるか、面白いと捉えるかは人それぞれ。
信号所の仕事をサボってあんなこんなで事故が起きたら大変です。でも信号もポイントも全てコンピュータ制御だから大丈夫という設定ですよ。
まぁ、これが現実なら確実にクビですけどね(笑)
信号所内には燃え上がる2人だけですが、操作盤なども設置しておきます。
操作盤の塗装は面倒だからいいや(笑)
で、屋根を被せて仕上げパーツを取り付け。
完成です。
照明が青白くなってるところがなんとなくイメージと違うけど
暗くすればそれほど悪くない。
特にこのシーンの演出としては、あり(笑)
しかし、ドイツの鉄道模型って奥が深いですね。
このセクシーシーン以外にもたくさんの人間模様を演出できる製品がそろっています。
私がヨーロッパ型を選んだ理由はそこにあるのです。
鉄オタの自己満だけではなく、ユーモア溢れる人の営みがドイツ鉄道模型の醍醐味ってやつですね。
しかし、この信号所の外見と中で行われてることのギャップが面白い感じに仕上がりました。
細部を覗き込む楽しみってやつですね。
ではまた!