中途半端に進む [レイアウト]
こんばんは。
真夏がやってきて今年も過酷な屋根裏作業が始まり汗を拭きながら夢を追い求める40過ぎのおじさんがプロジェクトXします。
それでは風の中の昴をご覧ください。
↑いきなり線路敷設後の画像で恐縮ですが、暑くて熱くて撮影している余裕は皆無です。
↑レーティッシュルートはカーブが緩やかなのでフツーに線路を敷きました。
強いて言えば、やはり路盤の高さに若干のズレがあったので、1mm圧のコルクシートで補正したぐらい。
↑一方でアルペンルートはカーブがキツいので例によって真鍮皿ネジに線路を半田付けしております。
↑突然ですが、レイアウトの下に潜ったらこんなかっちょえぇもんが見えたのでパシャリとやってやりました。
橋を下から見上げるのって好きなんですよね。
↑レイアウト下に潜った本当の理由はこれ。
レイアウト全体に血管のごとく広がっているフィーダー線は所々で線路に電気を供給し電圧降下を防いでいます。
ここは2年ぶりに線路が延長したメインルートの地下。
↑おらよっとフィーダー線をつけたのですが、
間違えていたので切断。
↑汚ったない感じになったけど致し方あるまい。
↑複線の方が2年ぶりに線路が延びたメインルート。やっとここまで来たねって一人で誰かと感動を分かち合ってみたけど、思いのほか感動しなかった。
右側の単線は後から無理矢理追加したレーティッシュルートで、こいつのお陰で橋の橋脚の位置で頭を悩ませたけど、何とかうまくいったかな。
ちなみに、建築限界が限界なのでどちらのルートもコルク道床は敷いていません。
↑さて、場所が変わってまた裏方に戻ってきました。
いま私がいる場所(撮影してる場所)には第2ループ線を建設します。その前に、赤い矢印の路盤を延長して線路を敷いてあげないと手が届かなくなってレイアウトが無事終了します。
でも、さらにその前にやらないといけないことが。
↑これ。
延長する線路が跨ぐことになる手前の線路に架線を張る作業です。
複線の片方が完成したところで本日はタイムアウト。
月曜からキャンプ行くので妻と買出しです。
ではまた!
見えてきた地形 [レイアウト]
こんばんは。
暑い、とにかく暑い。
湿度がハンパない。
屋根裏にいるとじっとり額に汗をかきます。
朝のジョグで発汗作用がマックスになってるので汗が止まりません。
夏本番の灼熱地獄が到来する前に進めるだけ進めよう。
その前に
↑先日届いたチェコのPortaBohemicaをレイアウトに並べてみた。
ドイツ、オーストリアは赤がメインカラー、スイスは白ベース、今回初導入のチェコは爽やかな青。
国際色たっぷりになってきた。
こういうことやるから作業が遅れるんだけど、楽しみながらってのも大事な要素。
↑今回はアルペンルートの路盤を作っていく。
カーブの部分は測量して半径を求め、自作コンパスで罫書いてざっくり切り出してみる。
それを現物合わせで少しずつ切ったり削ったりしてドンピシャの状態にもっていく。
↑橋は取り外し出来るようにするので、線路も当然のことながら分割される。
ここの路盤は本当にドンピシャにしておかないと、線路に段差ができたり隙間があいたりして脱線の原因になる。
じっくり、慎重にいきたいけど、暑さと腰の負担が心を砕きにくる。おまけに汗が頬を伝って顎からポタリポタリと垂れる。
もうどうでもよくなってくる。
↑なんとかここまで路盤を延長した。
途中、結構なS字カーブを作ったりして、アルプス越えを演出してみた。
あまりやり過ぎると脱線、自然解放の原因になるので、ほどほどを心がけているつもり。
↑レーティッシュルート(上)とシンクロするアルペンルート(下)。
↑最後はここ。
実はここもアルペンルート。
斜面を行ったり来たりしながらアルプスを登っていく様子はまさにゴッタルド峠をイメージしたもの。
早く開通させてアルペンルートを走る列車を見て昇天したい。
鉄道模型を嗜む人は、うちのアルペンルートを見たら必ず昇天するだろう。
鉄道模型を嗜まない人も、うちのアルペンルートを見れば楽しい気分になるだろう。
そんなレイアウトが目標。
↑ここで問題発生。というか、前々から気づいていたんだけど、ここに路盤を普通どおり設置すると下の線路の処理が難しくなる。
下の線路は橋を渡り切ったらトンネルに入るんだけど、右側のガーダーが長すぎて地形的にうまくいかない。
↑ほらね。
ガーダーの左端にある架線柱が斜面に隠れてしまってる。
つまり、山肌にめり込むことになる。
どう処理するか。
この部分は橋をかけて、下の線路のトンネル入口を奥にずらすって方向で考えてみたけど、かなり複雑な地形になる。
↑あれこれ悩んでいると、閃いた!
路盤の幅を狭くしたら上手くかわせる。
この位置ならトンネルポータルとアルペンルートの擁壁を兼ねたもので上手くおさまる。
↑コルク道床をギリギリ敷ける幅まで路盤を狭くしてみた。
↑ほら、路盤と架線柱の間にトンネルポータル兼擁壁が収まる。
トンネルポータルのすぐ脇に架線柱があるのはおかしいと思うかもしれないけど、そこは気にしない。
見て見ぬ振り。
↑ついにこの斜面に全ての路盤が設置された。4段構え、高低差は最大で470mmほど。
↑コントロールステーションからはこんな風に見える。
奥行きと高低差が織りなす立体的なレイアウト。
これこそが追い求めていた世界。
↑思わず撮影スポットを探してしまう。
撮鉄伝説の場所を探すという楽しみ方もできる。
↑ここで一つ気になるところがある。
金尺を置いてある場所に梁を付けたい。
路盤の安定化もそうだけど、地形を安定させるためにも骨組みとしての梁を付けたい。
↑ハイできました。
簡単に付けたと思うかもしれないけど、結構な時間を費やしているんですね。
見ればわかると思うけど、なかなかシビアな測量を必要とするんです。
さぁ、今日はここまで。
投票に行かないとね。
ではまた!
億劫な作業を楽しむという境地 [レイアウト]
こんにちは。
先日、ロスジェネの悲劇、頑張っても報われない、人生がムリゲー、みたいな記事を読んだ。
自分もロスジェネ真っ只中の世代で世の中のことがわかり始めた中学時代にバブルが弾けて未来のない未来が始まった。
確かに就職活動は本当に大変だったけど、本当に未来はなかったのだろうか?
戦後の高度経済成長を終えて新しい時代が始まっただけで、変化に順応できたかどうか、未来を見通せたかどうか、チャンスをモノに出来たかどうかなんだと思う。
それまでの固定観念では楽して生きていけなかったかもしれないけど、時代の変わり目なんていつもそんなもんだと思う。
みんなと同じ様に振舞えることも大事だし、みんなと違うことして個性を磨くのも大事。
自分にどれだけの付加価値をつけられるか、そこに真剣に向き合うことが大事なんだと思う。
いつでも、どんなことに対しても勝負どころを見逃してはいけない。
自分にとってはレイアウト製作も人生と一緒。
メーカーが提供する道床付き線路を買ってきてポンッと置いて繋げるだけでも楽しいけど、それじゃ未来がない。
自分だけの世界を創造する。
難しいし、労力もハンパないけど、新しい価値の創造に挑戦し続けることが楽しい。
たくさんの人がレイアウト製作を応援してくれているのは、自分で言うのもあれだけど、きっと自分が魅せられている鉄道模型の魅力をちゃんと発信できて、挑戦し続けてるからなんだと思う。
今日も挑戦は始まる!
↑山の中の線路が敷けたので、今度は外側の線路。
まずは矢印部分の路盤を延長していかないといけないんだけど、これが手強い。
↑なぜなら矢印のところに架線を張ってしまわないとその上に路盤を設置できないから。
架線を貼る作業は決して嫌いじゃないけど、この場所は狭くて常に中腰を強いられるから億劫でずっと避けてた。
やらなきゃ前に進まないからやるか。
↑これがトンネル内の架線セット。
↑こうやって架線を張る準備を整えていく。
架線柱の高さは一応治具で確認するけど1mm前後の誤差は気にしない。
↑こうしてパンタを上げてどこが中央なのかを確認する。
↑マジックで印を付ける。
↑真鍮線を釣針みたいに曲げて引っかける。
↑位置が決まったらハンダで固定。
反対側もハンダで固定したら出来上がり。
腰が悲鳴をあげるけど、夢を実現するために頑張るしかない。
諦めない。
自分で決めたハードルだから必ず乗り越える。
↑上下線とも架線が張れた。
↑こっち側も上下線の架線を張って腰が砕けそうだけど、これが出来たらパンタが上下しながら機関車が走る姿を実現できるから、将来の幸せを想像して苦行を楽しむ。
このカテゴリーがハードル越えには必要。
人生と一緒。
↑架線が張れたから晴れて路盤を延長できる。
プチランドヴァッサーから伸びるこのルートは後から足したルートなだけに建築限界のギリギリを通る。
↑すごいギリギリだ。
コルク道床を敷いたら詰むよな、ここは。
↑さっきのさらに先の部分。
もはやパンタが引っかかってしまうレベル。
ここは微調整をして梁を外側に延長しよう。
↑これをはずして。
↑こうした。
何事も思ってたとおりにはいかないもので、悲観するより1mmでも前に進める道を模索する。
それこそが人生であり、レイアウト製作だ。
人と同じ道に救いはない時代。
自分の道を切り拓く。
↑梁を延長してスペックが上がったら路盤を切り出す準備を整える。
測量して、大きめにベニヤを切り出して、ルートを想像する。
↑大雑把に切り出した路盤にイメージを増幅する。
↑フリーハンドでルートを罫書いて想像を現実に近づける。
↑これが答え。
緩やかにS字を描く。
↑こうなった。
簡単に見えるかもしれないし、実際簡単にやってのけた。
でも、簡単にやってのけるために今まで試行錯誤を繰り返して知識と経験を身に付けてきた。
最初からこんな風にはいかない。
人生だって一緒だよ。
↑レーティッシュルートの路盤が繋がって達成感を味わっている。
困難なことを悲観しないで楽しむ姿勢。
それがレイアウト製作にも人生にも必要な要素だと思う。
ロスジェネたちよ、諦めてはいけない。
逆境を乗り越えるチャンスを与えられたんだと思えばいい。
乗り越えた時、本当の達成感を味わいながらビールを飲もう!
最後まで闘い続けようじゃないか!
↑あ、忘れてたけどやっと線路敷きました。
ではまた!
裏方じゃもったいない [レイアウト]
おはようございます。
子供が大きくなると休みと言えど、あれやこれやで自由時間の確保が難しくなり、いい歳こいてオモチャで遊んでる場合ではありません。
さらに、毎週のジョグも6kmから10kmと大幅に距離を伸ばしたので小一時間かかります。
おまけに家族でオートキャンプをやってやろうと企てたので莫大な資金がキャンプ用品に消えていきます。
レイアウト製作には不利な状況ばかりで泣きそうになりますが、弱音を吐く暇はないので、新たに入線したPortaBohemicaとnightjetを放ったらかして屋根裏へ。
↑前回は路盤を設置したところまで紹介しました。とにかく時間を大切にするため写真撮影もしないでコルク道床をペタペタ貼って、レーティッシュルートにフレキを敷いたところです。
↑ここですね。
赤い矢印のところからが今回敷設した線路で、長く緩やかなS字カーブの勾配。
ここを氷河特急が車体をくねくねさせてスイス国旗を揺らめかせて走る姿はさぞかし絵になるでしょうが、見れません。
↑赤い矢印は上の画像と同じ場所です。
緑の矢印のところはヘアピンカーブになっていてガンガン標高を稼ぎながらアルプスを登っていきますが、見れません。
↑ヘアピンカーブを経てこの場所まで登ってきます。左下の線路から200mmほどの位置。オープントップだから出来るこの高低差。列車が悠々と山を登りますが、見えません。
↑上の画像の機関車がいるところから反対側を撮影したところで、S字カーブを経て列車はおよそ3000mmの長い直線に入りますが、見れません。
↑線路を敷いて天然トンネルの通過テスト。
この不自然なルートは見せません。
↑レーティッシュルートの線路を敷き終わり、順番待ちをしていたアルペンルートの路盤を設置。
順番を間違えると作業の難易度がググっと上がるのでこの辺はとても大事。
↑今度はこの先にフレキを繋げる作業。
でも、この部分、フレキの接続部がカーブに差し掛かる場所。
このままだといわゆるカックン接続になる。
↑あらかじめジョイナーで繋いで、そこをハンダでとめてやると見事なほど1本のフレキのようになる。
カーブ部分で線路を繋がないといけないときは、可能な限りこのやり方をしてる。
↑レーティッシュルートに続き、メインルートとアルペンルートも線路の敷設が出来た。
それぞれカーブを描きながら、勾配を登ったり降ったりする。
レイアウト的には本当に見せ場だと思うけど、見れません。
↑うん、何度も言うけど、ここが見えなくなるのはもったいなすぎ。
でもどうしようもない。
全てトンネル内のシーンとなります。
残念でした。
ではまた!